空が明るいうちにサウナに入りたくなり、午前11:00から営業している「天然温泉 久松湯」さんに初訪問。
西武池袋線の桜台駅から徒歩5分にある久松湯さんは、昭和31年に「地域のコミュニティの場を」という思いで創設された歴史ある銭湯。平成26年にリニューアルされたため外観と設備は新しく清潔感がある。
建物は新しく変わったが「地域のコミュニティの場」という創設者の思いは変えずに引き継がれた施設になっている。
桜台駅北口にあるラーメン二郎を横目に通り過ぎ、突き当りを右に曲がって道路沿いに歩くと施設が見えてくる。
外観からはお洒落な図書館と言われても違和感がない。
受付で入浴料520円とサウナ利用料金550円の合計1070円を支払うと、サウナ利用者用には首から下げる木札を渡される。
脱衣所
脱衣所にはトイレと洗面台、ロッカー、自販機がある。洗面台には綿棒や化粧水といったアメニティは無い。ドライヤーを使うには3分で20円支払う必要がある。
施設は「光と風、雑木林の中の銭湯」をテーマにリニューアルされており、脱衣所と浴室の間を挟むように緑が植えられた中庭や、浴室の高い天井には空の見えるひし形の天窓が配され、天気が良いと施設内が自然の明るさに包まれる。
まさに雑木林の中の銭湯であり、一般的な銭湯は全く違った感覚を覚える。晴れた日に来れてよかった。
浴室&洗い場
浴室は前述した通り天井が高くとても明るく開放的。入り口すぐ右手には緑が植えられた中庭があり、外気浴ができるスペースがある。洗い場には備え付けのシャンプーといったアメニティは無いので自分で用意するか、受け付けで購入が必要なのでお気をつけて。
メインの湯船の奥にはぬるめの炭酸泉があり、ゆっくり入れて気持ちが良かった。
サウナ
入るには専用の鍵はないが、受付で渡された木札を首から下げる必要がある。サウナ料を払わず入ると五倍の料金がかかるそう。
室内は縦に長い二段の座面の奥にサウナストーブがある。室温は96℃で熱さに不満は無いが、混んでいると出入りが激しくドアの付近は温度が下がり気味に感じた。
1、2段目共に座面は奥行きがあまりなく、2段目に人が座っていると1段目は座りにくい。目の前にはTVが置かれていて、昭和スタイルで落ち着く。
水風呂
サウナ前のシャワーブースで汗を流し、水風呂へ。バイブラありの16℃は自分には満足の冷たさだ。深さもあるのでしっかり体を冷やせてありがたい。
休憩
露天スペースには休憩用の椅子は置かれていないが、植木を囲った石垣に腰を掛けられる。背中を預けれないのは残念だったが、晴れた日であれば気持ちが良い。中庭の地面にも直接座れるが、あまり居心地は良くなかった。
まとめ
リニューアルによって近代的な施設になったものの、昔ながらの思いが残された素敵な銭湯だった。
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